自己主張しすぎなくらいに元気な太陽が空に浮かんでいる。
 こんな時は何処かに出かけたいもんだ。
 そんな事を思いながらも俺はリビングでプリムラとゴロゴロとしていた。
 ひきこもりとか言わないでもらいたいね。これでも休日の家族団らんを楽しんでるん
だからさ。
「ねこー……」
 休みの日なんかはしょっちゅうこうやってプリムラと遊び、それを楓が微笑みながら
見ているというのが我が家の定番となっているのだ。
 このほのぼのとした感じが心の休息にとっては実に心地が良かった。
 
 しかし前に楓のおじさんが帰ってきたときなんかは
「これじゃあ家族そのものだな。稟くん、どうせだから本当に家族になるってのも良いん
じゃないか?」
 なんて茶化されたりもしたけどな。
 脇で楓が顔を真っ赤にしてチラチラとこっちを伺ってたのは可愛かったんだが……まぁ
その時は曖昧に返しておいた。

 そんなわけで、今日も何時も通りにプリムラと遊んでいたわけだ。
 途中で隣の家の方から大気を裂くような魔法の炸裂音やら衝撃音が聞こえてくるのも
良いもんではないが日常茶飯事だ。
 防音処理でも魔法でしてくれないものだろうか、今度頼んでみようと思う。
 で、こののんびりとした状況の中、来客がやってくる事は多々ある。
 プリムラとの遊びタイムも大抵はその来客によって終了となるのがお決まりとなって
いた。


「りーんくんっ!!」
 どうやら今日の来客はシアのようだ。
「よぉ、シア。今日はどうしたんだ?」
「あのね、キキョウちゃんがうちにちょっと来て欲しいって」
「キキョウが? それならあいつ本人が来れば良いのに……」
「それは着てからのお楽しみって事だよ、多分」
 多分なのか。ということもシアも頼まれただけって事だろう。
「じゃあ稟くんきてね!」
「お、おい! シア!」
 俺が止める声も聞かずにシアはそそくさと帰っていってしまった。
 一緒に行けば良いだろうに、何か急ぎの用でもあるんだろうか。
 とりあえず楓に出かける旨を報告をしようと玄関に背を向けた瞬間、さっき閉められた
はずのドアが再度開く音がしてきた。
「稟くんっ! 今あたしがここに来なかった!」
「はぁ?」
 俺の耳が正常であるならシアは今自分がここにこなかったかと聞いてきた。まさか
シアの奴鳥頭にでもなったか?
 俺が頭の中を疑問符で埋め尽くしている間にシアは俺をビシっと指差してきた。
「ばっかもーん! それがキキョウちゃんっす! 稟くん今すぐ追うっすよー!」
「こら待て」
「ぐぇっ!?」
 言うだけ言って去ろうとするシアの首ねっこを掴むと彼女は蛙が轢かれた瞬間の断末魔
さながらの潰れた声を上げた。
「さっきのも今もシアだろ」
「あ、あははー……ばれてた?」
「そりゃな」
 キキョウならどんなにシアそっくりにしていても雰囲気で分かるし、何よりシアは
こういう事を喜んでやりそうだしな。
「何でばれちゃったかなぁ……」
「で、今日のは何に影響されたんだ?」
「昨日キキョウちゃんと一緒に見てたアニメ。泥棒なのにかっこよかったんだよぉ〜!
稟くんにも私たちを盗んで欲しいかな☆ あ、もう心は盗まれてるかぁ〜♪」
 ピーチクパーチクとまぁよく喋るもんだ。
 何に影響されたかはわかったが、俺に説明をした流れで何故かシアは顔を赤くさせて
カレハ先輩並に妄想に耽っているようである。
 とりあえずシアはおいておくとしてだ、俺は楓とプリムラに出かける事を伝える事に
した。
「楓、プリムラ。ちょっとシアの所に出かけてくるな」
「はい、夕飯は食べます……よね?」
 う、上目遣いは勘弁してくれ。理性という名の壁にヒビが入るから。
「……」
 プリムラもプリムラでつまらないと言った表情を無言のままこちらに向けてきていて
これまた俺の理性の壁に亀裂が入る。
 どうも最近の俺の理性は脆い気がするな。気をつけねば。
「あぁ、夕飯頃には帰ってくる。楓の料理は俺の大事な元気の素だからな」
「あ、ありがとうございます……。たくさん作っておきますね!」
 あーもぅ、だから可愛い顔でそんな健気な事を言わんで下さい楓さん。
「いってらっしゃい……」
 黒玉の手を握って手を振ってくるプリムラ。
 うん、お兄ちゃんは頑張ってくるぞ。
 ちなみにがんばると言うのは神王邸、魔王邸に行ってトラブルに巻き込まれない事は
無いという経験上からの事である。
 決していやらしい事ではないからな。
 いや、そりゃあ否定はしないけどさ。



 家に行く途中、シアに今日の事について聞いてみた。
 結局キキョウが本当に俺に用事があるのは分かったのだが、何をするのかは後からの
お楽しみらしい。
 神王のおじさんは公務で嫌々ながら出かけているとの事なので俺としては一安心と
いったところである。恐らく面倒くさい事にはならずにすむであろう。
 そして家についた後、何故かシアの部屋へと通された。
 居間だと少し恥ずかしいから、と言うのが理由らしいが一体何が俺を待ってるのだろう
か。シアに勧められるままにベッドに腰を下ろすと彼女がすぐ隣に寄り添ってきた。
 これで期待するなと言うのが明らかに間違ってるとは思わないか? 諸君。
「キキョウの用事ってのはまだなのか?」
「多分準備が出来たら来ると思うから……それまでは二人っきりだね」
 シアが俺に体重を預けてくる。多分俺の心拍数は120を超えているであろう心音は
聞かれてるんだろうな。
「稟くんと部屋に二人きりって久しぶりだね」
「そういえばそうだな。シアがシアとキキョウになってからは殆ど来た記憶無いな」
「家だと大抵3人でだもんね。夢が叶って嬉しいけど、時々これって私の夢なんじゃないか
なぁって思うときもあるんだ」
 嬉しさの中にも憂いを帯びた表情を見せるシア。
 楓もネリネもそうだが、彼女たちは時折この表情を俺に見せてくれる。本当の表情を
見せてくれると言うのは俺としては嬉しいのだが、女の子の悲しい表情を見たくないと
言う俺の性分を彼女たちは分かってやってるのだろうか。
 だとしたら女性というのは恐ろしいものである。
 俺は彼女のその表情を和らげようと、彼女たちにとっての特効薬を処方する事にした。
 もちろん処方法は口移しである。
「んっ……」
 ディープでは無くてあくまでも軽いキス。
 でないと俺の理性のダムはあっけなく崩壊しちまうからな。
 案の定この特効薬は協力で、シアの表情は何時も……とは違って少々うっとりとは
しているようではあるが明るくはなったようだ。
「これが夢なら今のも夢になっちまうな」
「そ! それはダメ!」
「だろ? だから夢じゃないって」
「う〜〜……稟くん少しいじわるっす」
「そうかなぁ?」
 口をドナル○ダック風味に尖らせて少し拗ねた表情を見せているが彼女の機嫌は中々
良好みたいだ。


「あのぉ〜、ちょっと良いですかそこのバカップルさん方?」
「キ、キキョウちゃん!?」
「はぁ〜い☆ せっかく準備出来てシアの部屋にきてみれば、ラブラブモード全快なシーンを
見せられた妹のキキョウちゃんですよ〜☆」
 うわ、明らかにキキョウの機嫌が悪い。
 必死にキキョウを宥め様とシアが手をわたわたさせながら何かを言っている。
 まぁ今の光景を端から見られたらバカップルと言われても反論など出来るわけが無い
わけで、シアが必死に言い訳をする中、俺は笑うしかなかった。
 今度はキキョウがアヒル口になって拗ねる姿を見せる中、俺は少しの違和感を感じた。
 ふすまを開けた隙間から顔だけを覗かせているキキョウ。
 さっさと入ってくればいいものを入ってくる気配も見せない。いくら拗ねてても部屋の
中に位は入ってくるだろう。
 何かおかしい。
「キキョウ、それで今日の用事って何だ?」
「あ、えっ〜と……」
 俺が質問した途端、キキョウの態度が急変してしまった。
 明らかに俺から目をそらしている。
 そしてシアの表情が妙にニコニコとしている。
 何故だ。
 そのまま幾秒か経過し、ブツブツと何かをうつむきながら言っているキキョウに業を
煮やしたのか、シアがキキョウの隠れていたふすまを思いっきり開いたのだった。

「ちょっ! ちょっとシア! いきなり開けないでよ!」
「もぅ、今更恥ずかしがっても仕方ないでしょ! 稟くんに一番に見てもらいたいって
言ってたのはキキョウちゃんなのに!」
 まるで下着姿か、裸でも見られたかのように体を縮みこませ、胸の部分と下半身の辺りを
隠すキキョウだが、彼女の着ている服は全くと言っていいほど隠れていなかった。
 白と茶色で彩られたその服は俺は何時も学校で見慣れているそれ。
 最初はバカ親得意の超法規的措置でキキョウを即日入学させようとしていたのだが、
自分用の制服が無いと言うのと、まだ恥ずかしいと言うなんだか良くわからない理由で
少し延びていた。
 ちなみに渋るキキョウにすがりつく神王のおじさんはシアとキキョウの合体攻撃により
あっさり空のお星様になったのは想定の範囲内であった。
「ほら、稟くん! 今日キキョウちゃんの制服届いたんだよ〜」
「は、初めは稟に見てもらおうと思って……変じゃない?」
 何をおっしゃいますウサギさん。元々シアと瓜二つと言うか双子なキキョウなのだから
変なわけが無いのだ。
 弾力たっぷり、揉んだら実に気持ちよさそうな大きい胸に、つい抱きしめたくなる様な
キュッとくびれた腰、少し屈んだら奥の神秘的なスペースが見えそうな丈のスカートから
覗く綺麗な足は男子受けすること請け合い。
 何で俺ってば解説してんだろうか。
「うん、似合ってるじゃないか」
「ほらね? だから稟くんなら大丈夫だって言ったのに」
「だ、だって初めてだからやっぱり恥ずかしいし……」
 言葉の裏に隠されている意味を無視して何か会話だけを聞くと妙にいやらしく感じる
のは俺だけだろうか。
 いや、青春真っ盛りな男性諸君ならきっと分かってくれるはずだ。
 何時も勝気なキキョウがモジモジと恥らってる姿とか、その後ろでお姉さんぶった
感じでニコニコ微笑むシアなんてのは実にそそられる。
 そんなシアの手がキキョウの肩から離れる。
 するすると手は下へと向かい、その短いスカートへと手がかかった。
「稟くーん! 今日のキキョウちゃんの下着も新作っすよ〜☆」
「わっきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
 きょ、今日はフリフリレースのピンクですか。
 シアが思いっきりキキョウのスカートを捲り上げ、キキョウが顔を茹で海老のように
真っ赤にさせながらスカートを下ろそうと抵抗をする。
 その境目でチラチラと見えるピンク色のそれが……これはわざとなのだろうか。
 俺の中で欲望の権化さんがやぁ、と顔を覗かせ始めている気がするぞ。



 しばしのパンチラタイムも終了。
 少々もったいない気もしたがそれは言わないでおこう。
 さんざんシアとドタバタ劇を繰り広げたキキョウはハァハァと息を荒げながら俺の反対
隣に座るシアの方を睨み続けていた。
「ほら、キキョウも落ち着けって」
「だってあれはシアが悪いもん!」
「だってキキョウちゃん可愛い下着選んでたんだもん」
 選んでたのか……それは嬉しい限りだ。
 シアの言葉を聞いてからキキョウの方を向くと明らかに目を泳がせて動揺していた。
 どうやら真実らしい。
「ひ、人の部屋勝手に覗かないでよね!」
「あれぇ〜? これで良いかな、って相談してきたのキキョウちゃんじゃ無かったっけ〜?」
「し、知らない!」
 シアがキキョウに言いくるめられるのかと思いきや、キキョウが明らかに負けている。
 これは少々予想外ではあったな。
「ふぅ、素直じゃないキキョウちゃんには困りものっすね。じゃあ私はおやつの用意して
くるね」
 シアは思い出したように立ち上がるとそう言い残して部屋を後にする。
「あ、ちょっとお菓子を選ぶのに時間かかるかもしれないからぁ、お二人でごゆっくり
してて下さいっす〜☆」
「シ、シア〜っっっ!!」
 なんて言葉が最後に交わされたのは……まぁ姉なりの配慮なのだろう。



 シアが部屋から居なくなり、俺と制服姿のキキョウが取り残されている。
 改めて二人きりになると妙に気まずいもので、何を話そうかと頭の中でいろんな言葉が
紡ぎ出されては掻き消されていく。
 しかもさっきのシアの意味深な発言のあってか普段以上に気まずい状態である。
「ねぇ稟、本当にこの服おかしくなかった?」
 キキョウが制服についてまた俺に聞いてくる。
 何だ、まだ気にしてたのか。
「全然。スタイルばっちりで顔も申し分ないキキョウが着てるんだからお前が似合わな
かったら大抵の女性は似合わない事になっちまうぞ?」
「何それ、お世辞のつもり?」
「いや、実際に似合ってるぞ。きっと明日学校に行ったら注目の的にはなるだろうな」
 俺にはそれと同時に紅女史の頭を抱える姿が思い浮かぶけどな。
「しかしシアと一緒だった時に制服は着た事あるだろうに、何でまた恥ずかしがるんだよ」
 キキョウがまだシアの中に居た頃、表に出てきて学校に行ったこともあったのを思い出す。
だから彼女にとって初めてでは無いはずだった。
「確かにそうだけど、自分の体ってのを持ってからは初めてだもん」
「そっか。じゃあ自分の体持ってから俺とするのも初めてって事になるな」
「な! ななななななななな……」
 案の定の反応。なんだかんだで純情なやつである。
 俺の言葉に対して顔を真っ赤にさせて驚きの表情を見せてきた。
「だって今の理屈だとそういう事になるだろ? だから可愛い下着選んでくれたんじゃ
無いのか?」
「そ、そそそそそそそそういう理由じゃ……なくは無いけど」
 やはり期待はしてくれていたみたいだ。
 そのキキョウの期待に応えるように俺は彼女の肩を掴み、ベッドへと押し倒す。
 特に抵抗せずにコロンと寝転がった彼女は少し声を震わせながら聞いてきた。
「ここ、シアの部屋だよ?」
「シアがゆっくりしててって言ったんだからそういう事だろ?」
「せ、せめて暗く……」
「カーテン閉めても昼間なんだから無駄だよ。それに明るいところでキキョウの可愛い
姿も見たいしな」
「ばか……」


「んぁ……んん……ふむぅ……」
 幾らかの抵抗を見せるかと思っていた俺の予想は外れ、キキョウは思った以上に積極的に
俺の唇を求めてきた。
 自分から首を上げて俺の唇の感触を確かめようと近づいてくる。
 俺もそれに応えるように口全体で彼女の唇を包み込んで舌で陵辱の限りを尽くす。
 唇を舐め尽した後、唇を割り入ると俺は彼女の舌はもちろんの事、上顎部、唇と歯茎の
境目等の思いつく限りの場所に舌を侵入させ、キキョウの口の中を味わった。
 歯茎は少しくすぐったいのか体をピクピクと震わせる姿が愛いらしい。
 たどたどしいながらも俺の舌と絡ませようとして俺の舌を探す仕草をさせる彼女の舌に
絡みつかせてあげると今まで以上に体を捩じらせて感じているのが分かる。
 しばらく彼女の口の中を味わってから口を話すとギリギリまでくっついていた二人の
舌と舌の間に唾液の橋が出来上がった。
「はぁ……はぁ……シアとかにもこんなのしてるの?」
「あ〜……まぁな」
 彼女たち同意の元で関係を持っているとはいえ自分でそれを肯定するのは恥ずかしい。
 そういえば無条件でキキョウも麻弓曰く土見ラバーズ入りなのだろうか。みんな一々
確認もしてこないから暗黙の了解のような気もする。まぁ決まりごとなんてある訳無いん
だけど、つまりそれは何時の間にかメンバーが増えると言う事態が起こり得る訳で……
やめよう。考えるだけで頭が痛くなりそうだ。
「稟キス上手くなったよね、みんなのおかげなのかな」
「ど、どうだろうな」
「ま、しょうがないけどさ。一応始めてなんだから優しくしてよね」
 自分がみんなより出遅れてるとでも思ったのだろうか。少し拗ねながらも無理して
強気な発言をしてくる彼女が俺にとっては可愛くて仕方なかった。
 早速彼女が俺のために選んでくれたと言うその可愛い下着を改めてじっくりと見せて
もらおうと申し訳程度にそこを隠すスカートを捲り上げた。
「あっ! ちょっと! いきなり!?」
「あれ?」
「〜〜〜〜〜〜!!!」
 俺の疑問に対して彼女は何も言わないが体を強張らせているのが分かる。
 俺の前に見える綺麗なレースで縁取られているピンクの下着。その中心部にうっすらと
湿りによる染みが出来ているのがわかった。
 そこに触れてみるとそれが明らかにキキョウの中から溢れ出してきたものによって
濡れている事が良くわかる。
 そこに顔を近づけると鼻を強烈な雌のにおいが刺激してきた。
「や! やぁ〜! そんな所のにおい嗅がないでよぉ〜……」
「何で? キキョウの良い匂いがするのにな」
「恥かしいこと言わないで……ひゃうぅ!?」
 匂いをたっぷり堪能した後、今度はキキョウの味を確かめようと下着の上から舌を
伸ばした。すると、どんどん下着の濡れる面積は増えていき、中から愛液の溢れる量も
増えてきているのが舌先ではっきりと分かる。
 彼女から溢れてきたそれは実に甘美で、まるで果実の汁を貪る様に奥まで吸い尽くし
たくなってしまう。
 下着を横にずらし、更に奥にあったピンク色の花弁に舌を進ませる。
 小さく抵抗はしてきたものの、ぬめりがあるせいかあっさりと舌の侵入を許した彼女の
膣は舌に絡みつき、快楽をよこせと主張しているような感じだ。
 奥から延々と出続ける愛液を一通り楽しんだ頃にはキキョウは息も絶え絶えになり、
目はどこか遠くをぼんやりと見つめている。
「キキョウ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ……無いわよ……」
「そうか。しかしそろそろ俺が限界だ。準備万端みたいだし……入れるぞ?」
「人の話きけぇ……」
 うっとりとしたまま怒ったような可愛い表情を見せるキキョウに対し、唇を啄ばむ様に
バードキスをする。
 暫くしてから彼女の花弁にペニスの先端を押し当てる。
 その感触がはっきりと分かったらしく、俺は彼女を見つめると俺が何を言いたいのか
分かってくれたらしく、小さく呟いてくれた。
「良いよ。来て、稟」
 彼女の声に従うように腰を進めると幾らか締め付けによる抵抗を受けつつも、招かれる
ようにズブズブと膣内に埋まっていく。
 ある程度先に進んだところで引っかかりを感じた。
「やっぱり体は初物だったみたいだな。行くぞ?」
「うん……」
 深呼吸を2回ほどやってから小さく頷くキキョウを見てから俺はさらに腰を進める。
「いっ! ……たぁぁぁ……」
 やはり痛いものは痛いらしく、初めての痛みにキキョウは顔をしかめて痛みを堪える。
 体を硬直させているせいかキキョウの膣内は握りつぶされるような感じで俺のを締め
付けてきた。
「動かさない方がいいか?」
「大丈夫……だと思うから。良いよ、稟の好きなようにして」
 ゆっくりと根元まで入れた時、キキョウの額にはうっすらと汗が浮かんでいた。
 まだ顔を少し歪ませながらも笑みを浮かべる姿についつい理性が失われそうになるのを
我慢し、彼女の痛みを少しでも和らげようと唇に近づいていくと横から誰かの視線を感じる
事に気づいた。



 ベッドに肘を立ててネコがゴロゴロする姿を眺めるかのようにこっちを見るシアの
姿がすぐそこに、何時の間にか現れていた。
 ふすまが開けばすぐに分かるはずだし、何よりさっきまでは居なかったはずなのに……。
「キキョウちゃん、初体験おめでと〜☆」
「シl シア!?」
「シア何時の間に!?」
「えへへ〜。この前ね、リンちゃんにインビジブルの魔法教えて貰ったんだ。ちょっとした
アレンジが加えてあるらしくて早々気づけないんだって。凄いでしょ?」
 いや、質問に答えてないし。
「い、い、何時の間に入ってきたのよ!」
「えっとぉ〜、楽しそうにキスし合ってる頃かなぁ〜。あんなお淑やかなキキョウちゃん
見た事無かったから……も〜可愛すぎっす〜!!」
 首をブンブン振って悶える姿は何と言うか……あれだ、ペットを可愛がる飼い主だな。
 そんな姿にキキョウも呆れ果てているようだ。
「だからぁ〜……初体験でもっと気持ちよくなれるように手伝ってあげるよ☆」
「手伝うって……はぁんっ!?」
 キキョウが言葉を返す前にシアは彼女の乳首に吸い付いていた。
 気持ちいいらしく、キキョウの膣は俺のモノをキュンキュンと締め付け続けている。
 これじゃあ動かずにイってしまいそうだ。
「稟くん、キキョウちゃん気持ち良いって言ってる?」
「あぁ、気持ちよさそうに膣内はうねってるよ」
「そんな事ないぃぃ……ひぐっ! ふぁっ! あぁぁんっ!!」
 自分の口から出ている言葉とは裏腹に体の方は明らかに俺のモノを欲している。
 その体からの要望を満たしてやろうと俺は腰を大きく動かし、亀頭の先まで抜いては
根元までピッチリと入り込むように膣奥深くへと押し込む。
 少し上に角度をつけてあげると子宮口にぶつかるのが分かった。ここに激しく打ち付け
ても痛いだけらしいから先端で擦る様に小刻みに腰を揺らす。
 それが気持ちいいらしく、彼女の膣は正直に俺のペニスを締め付けて表現してくる。
 シアからの口撃を食らい続けているキキョウはもはや口を半開きにし、甘い吐息をただ
吐き続けて快楽に溺れているみたいだ。
「稟くん、そろそろ終わらせてあげないとキキョウちゃん失神しちゃうよ?」
「みたいだな。じゃあ……っ!!」
「いぁっっ! ふぅっ! はっ! はげしっっっすぎっっっ!!! きゃうんっっ!!」
 競馬で言うなら最終コーナーを終えてのラストスパート。
 今まで以上に激しく腰を打ちつけ、膣内のありとあらゆる場所へ快楽を染み込ませようと
俺は少しずつ腰の角度を変えてグラインドさせる。
 シアはキキョウへの攻撃を止め、何時も自分がされている情景を目の前でマジマジと
見つめている。
「うわぁ〜……凄いエッチぃ……」
 触ってもいないのにシア自身の股間からも透明な液体はトロトロと流れだし、内腿は
既にベッタリと濡れてしまっている状態だった。
 俺とキキョウの結合部を間近に見ようと言うのか、それとも無意識なのかは分からないが
シアはどんどん股間へと顔を近づけてくる。
 股間の激しいぶつかり合いによって愛液は飛沫となって飛び跳ね、シアの顔にもかかる。
 今の時点でシアの脳の中も快楽のみに支配されてしまっているみたいだ。
「いっ! イクっっっ!! イっちゃうよぉぉぉぉ〜〜〜〜〜!!!」
「俺も出す……ぞっっ!!」
 ビクビクッと大きな痙攣をしたと思った途端に今まで以上の強烈な締め付けが俺の
ペニスを襲ってくる。
 思わず腰を引くとペニスは膣内から飛び出し、その引き抜く瞬間の快感によって俺も
ペニスから白濁液をほとばらせた。
「ふぁっ! あうっっ! んんぅっっっ!!」
 普通ならキキョウの腹部にでも精液がかけられる所が、シアが顔を近づけてた事によって
彼女へ顔射をする格好になってしまい、彼女の白い肌がそれ以上に白い液によって瞬く間に
汚されてしまう。
 目を閉じながらも顔を背けず、射精が終わるまでの間彼女は目を閉じながらも恍惚とした
表情で顔に精子が浴びせられる感触に酔いしれていた。
「えへ……稟くんに汚されちゃった……」

 顔から精液を滴らせて微笑む姿は妖艶で、昼間の女性とは違う夜の姿を思わせる。
 魔性の女とはよく言うけれど、神族の娘がこんな子悪魔的な笑顔を見せてくるのは反則と
言っても良いだろう。
 指で掬い取った精子をピチャピチャと舐めながらうっとりとした表情を見せながら
ぐったりとしてただゼェハァと息を荒げるキキョウの上にまたがり、四つん這いになった
シアは俺に向けて腰をクイっと近づけると、綺麗な指を使って秘肉を左右に広げてくる。
 俺に見せつめるようにピッチリと閉じられていた花弁がくぱぁと開いてきた。
 透明な糸をツツゥと引かせながらテラテラと光る淫部はヒクヒクとひくつき、俺のを
今か今かと待ち遠しそうにしている。

「ほら、稟くん。こっちのおまんこにも……ちょうだい?」

 何時も明るく元気な彼女の口から出るとは想像し難い淫猥な言葉が俺の脳をとろけさす。
 ついさっき精液をこれでもかと吐き出したはずのペニスは何時の間にか堅さを取り戻し、
2回目の快楽を欲し始めていた。

 

 

 

 


inserted by FC2 system