「なぁなぁ貴明〜。うちのお願い聞いてくれる〜?」
帰り道。珊瑚ちゃん、瑠璃ちゃんと一緒に帰っているときに珊瑚ちゃんがお願いをして
きた。
彼女がするお願いの大半はイルファさん達三姉妹に関する事だろう。
メイドロボが一人暮らしの家に来るのは何ともありがたい事だなとシルファがきて以来
実感をする日々だった。最初こそ大変だったが心が通じてからは満足をする日々だ。
そしてそんな事実を知っていながらも学校では一緒だからと我慢していたミルファだっ
たが、ある日を境に我慢の限界が来たらしくうちに乗り込んできてシルファと口論を始め
たのだった。
「シルファだけずるい! あたしだって貴明の妻なのに何で貴明のお世話しちゃいけない
のよ!」
「ミルミルに任せてたらご主人様に迷惑をかけるらけれす」
「あんただって迷惑かけたりしてるじゃない!?」
「い、今はしてないもん。シルファはちゃんとご主人様のお世話してるもん……よ、夜だ
って……」
「なっ……貴明! あたしというものがありながら何してるのよ! そりゃ貴明が誰とし
ようがあたしは貴明好きだし、貴明も好きって言ってくれてるから良いけど……最近あん
まり求めてくれないと思ったらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜……」
「ふん、そんな揺れるらけしか能が無い無駄乳よりも程よい大きさのシルファのおっぱい
の方がご主人様の好みらったみたいれすね」
「そんなことないもん! この前だって何時間もあたしの胸いじくって遊んでたもん!」
「……ご主人様?」
「あ、あはははは……」
結局それからシルファとミルファが俺の「世話」をしてくれている。
しかしそれはつまり毎晩毎晩相手をすることになるわけで……どんなに精力が付くもの
を摂取しても人間の精子の生産量には限界がある。
というよりも正直自分の体が、特に腰がもたない。
贅沢な悩みかもしれない。雄二に言ったら間違いなくクローバーテキサスホールドでも
食らってしまう事が必須事項になるだろう。
ここはやはり二人に対しての特効薬であるとイルファさんに、と言う事で相談をしてみ
た事があった。
「まぁ、ミルファちゃんもシルファちゃんも貴明さんにご迷惑ばかりかけて……貴明さん
をすきすきすきーなのは分かりますがご主人様を二人占めするだなんて……」
「あのー、イルファさん? な、なんで四つんばいで擦り寄ってくるんですか?」
「最近さっぱり貴明さんからお情けをいただいてませんし、私が貴明さんに手を出してし
まえば二人とも何もいえなくなると思います。これぞ一石二鳥です!」
うん、かなり勘違いしてるよ、この人。
俺は体力と精力の問題を話してるのに……。
ちょっ、イルファさん何で俺の弱点を
「ちょっとミルファちゃんにハッキングしてみました」
何て姉だ……。
結局俺の体力はオレンジ色のまま日々が過ぎていく。
そのせいか最近は授業でも居眠りが多くなり、成績もあまり芳しくない。
同時に隣の席のミルファも成績はあまり上がっていないらしく
「どうしよう……姉さんにまた写経させられる……」
と、顔を真っ青にしながら丸の数が圧倒的に少ないテスト用紙を眺めていた。
そりゃそうだ。勉強しようといっても結局なし崩し的に保健体育の勉強のみになってる
んだから。
で、放課後の補習を受けるミルファを置き、俺は久々に珊瑚ちゃんと瑠璃ちゃんと下校
をしていた。
珊瑚ちゃんのお願いに二つ返事でオーケーはし難い所がある。
しかし彼女のオーラを浴びると……ねぇ。
「あのな、今週末研究所で発表があんねん。で、瑠璃ちゃんと一緒に行ってくるからいっ
ちゃんお願いできるかなって思って」
正直オレンジ色の体力が赤くなるのを感じた。
けど……
「お、俺でよければ構わないけど」
「ほんま〜? やっぱり貴明は優しくて好き〜♪」
ミルファが良く俺の首にぶら下がって円運動をしてくるけどもしかして珊瑚ちゃんのこ
れが本家本元なのだろうか……。
恥ずかしいやら首が痛いやらうれしいやら。
珊瑚ちゃんが俺のネックレス状態になる中、瑠璃ちゃんを見ると
「イルファの相手、えらい大変やと思うけど……頼んだで」
と、何時もからは想像できない位に爽やかな笑顔だった。
……絶対毎日苦労させられてるな。
「瑠璃ちゃんも大変だね」
「さんちゃんとおれる時間が増えたんはえぇけど心労も多くてなぁ……」
その愁いを帯びる表情だけで彼女の大変さが判る気がする。
「今度はうち達も貴明の家にお泊り行くから楽しみにしててな〜? しっちゃんとみっち
ゃんも心配やし」
何時もの場所での別れ際。珊瑚ちゃんの一言に寒気を感じながら俺は笑顔で彼女と別れ
た。
多分イルファさんには事前連絡がいってるだろうし、既に家に居る可能性は高い。
ここはどうするべきか。早々に帰るとどうなるか分からない。まだ外に居た方が安全性
というか俺の体力が持つ可能性が……いや、帰りが遅いと文句を言われて……どうしたら。
俺はどうしたらいい? ゼロは何も教えてくれない……。
「貴明さん。ゼロって何ですか?」
「うぉぉぉぉっ!? い、イルファさん?」
「はい♪ あなたの愛しのメイドロボ。イルファさんです」
後ろを振り向くと、そこには見慣れたメイドロボ服と青い髪、そして癒しの笑顔を振り
まくイルファさんが立っていた。
全く後ろに気配を感じなかったのに……メイドロボは人間の感覚をも凌駕するのか。
しかも先ほどの言葉に変な前置きが付いてるし……けどここで突込みを入れたら野暮と
いうものだろう。藪は突付いてはいけない。俺は前置きをスルーして会話を続けた。
「珊瑚ちゃんから話は聞いたよ。今日から週末はこっちの家にくるんだね」
「はい。あ、もしかして貴明さんはお嫌でしたか……?」
急に不安そうな顔をするイルファさんにシルファの顔がダブってくる。
姉妹だからだろうか。雰囲気や仕草が何処と無く似ている気がする。
そして似ていると言う事は俺が返せる言葉は一つしかなく
「そんな事無いよ。イルファさんの手料理は最近食べてなかったし。楽しみだな」
「本当ですか!? このイルファ。貴明さんの為に日々精進してまいりました。今日こそ
はその三姉妹随一の実力をお見せします!」
コブシを握ったイルファさんからはやる気と言うオーラすら感じられる。
何か凄いな……と思っているイルファさんの後ろに見慣れた黄色いおさげを俺は見つけ
た。もしかしてもしかすると……
「シルファ?」
俺の声にイルファさんの後ろに居たシルファが不満そうな表情を見せながら顔を出して
きた。
「ご主人様はご飯美味しい美味しいっていってくれたのに、やっぱりイルイルの料理の方
が好きなんれすか」
「いや、そういう意味じゃなくて……」
「シルファとの関係もお遊びらったってことれすね」
「また何かの昼メロ見たのか……」
シルファの知識の元を少々考え直さないといけないかもしれない。
一緒に帰る間に何とかシルファに説明をして納得してもらってから話を聞くと、シルフ
ァが買い物に行こうとしたところでイルファさんが居て、否応なしに家に上がられて家事
のチェックを抜き打ちでされたと言う事らしい。で、その後で買い物に二人で行ったから
俺が帰るのと遭遇したという訳だ。
しかしイルファさん、何か姉というより姑みたいな事してるな……。
「で、イルファさんの今回の採点はどうだったんですか?」
「そうですね。まぁ隅までそれなりに掃除はされてましたし、65点って所ですかね」
「け、結構厳しいんだね」
「そんな事ありません。家具をずらしての掃除なんかはまだまだ注意不足ですし、廊下の
ワックス掛けだってムラがありすぎます。貴明さんの部屋も散らかってましたし……じょ、
情事の後始末はきちんとしないといけません」
そ、そんなところまで見たのかこの人は!?
しかもシルファも止め……られないのか。
イルファさんのお小言を聞きながら俺の手を握るシルファが少し震えている。やはり怖
いものは怖いのだろう。
「ま、まぁ及第点はもらえてるわけだし、良かったな、シルファ」
俺はシルファを励ますように頭を撫でてやるとシルファは頬を赤く染め、目を細めて喜
んでくれた。
「貴明さん!」
そんな俺を見て、今度はイルファさんは俺をお小言の対象にしてきた。
「貴明さんはそうやってシルファちゃんに甘すぎます。優しいのと甘いのは違いますから
ね。メイドロボたるもの超一流の技術を持ってないとダメなんです! その上で旦那様か
ら熱〜いご褒美がもらえるというものなんです!」
……なんだろう。メイドロボの技術がすごい俗物的な理由からというのがやるせない。
けど最先端技術なんてそんなもんなのかもしれない。
「ご主人様、イルイルの事なんて気にしないれ行くれすよ。きっと欲求不満ならけれす」
「し〜る〜ふぁ〜!!」
「そんなに怒ると顔に皺が増えるれすよ」
「ムキー!!!」
何でこう喧嘩するかなぁ……と言い合いを始めた二人を眺めていると後ろから何かが迫
ってくる感覚が背中を襲う。
「た〜かあきっ!! 遅れてごめんねぇ〜?」
「ミルファ……補習はもう終わったの?」
背中、というより飛び掛ってきたミルファの胸を首周りに感じながら俺は声が上ずらな
いように気をつけながら言葉を返す。
きっとこの耳の近くに感じる突起物はブラジャーか何かだ。明らかにそんな感覚はしな
いけどきっとブラジャーだ。
「うん。小テストで合格点もらえれば許してくれるって。で、何とかギリギリ……」
「ギリギリ……か。本当に今度のテストは勉強しないとな」
俺の言葉にミルファは抱きつく力を強めて答えてきた。
「う〜ん、だってぇ。ダーリンと一緒に部屋で二人きりで居るとどうしても我慢が出来な
くて……おまたが濡れちゃうんだもーん」
「お、おま……」
モジモジしてたのはそれが理由だったのか……いかん。こんなところで想像して興奮な
んかするな。
「で、何であの二人は喧嘩なんかしてるの?」
流石のミルファも目の前の光景を無視は出来ないらしく俺に聞いてくる。
それに答えてやるとミルファは呆れた表情を見せる。
「ふーん。貴明ほっておいてなんてバカだよねぇ〜。ま、あたしとしては貴明の事を独り
占めできてよかったけどー」
このミルファの一言に喧嘩している二人の言葉がピタっと止まる。
「貴明さんに何してるんですか! しかも補習とか……」
「せ、成績はちゃんと上がってるもん! ね? 貴明?」
「う、うん……確かにね……」
成績は確かに最初に比べれば上がっている。
しかし同時に相変わらず先生の眉間に皺を寄せさせる成績であるのも確かである。
「0点からは上がるのは当たり前です!! どうせそれでも赤点ラインなんでしょ!?」
「う゛……」
そりゃまぁ図星だわな。
「ミルミルがアンポンタンなのは今に始まった事じゃないれすから」
「あ、あたしは昼も夜も忙しいからしょうがないの!!」
「別に文句言うならご主人様の夜のご奉仕はシルファが任せられてもいいのれすよ」
「ダメ! シルファに任せるぐらいならあたしがずっとヤるー!!」
「そこで変な発音で言わないの!!」
あぁ、住宅街のど真ん中でこんな大声で話してたらおばさま達が……あぁ……。
「ほ、ほら! 早く帰るよ!」
早く帰ろうと三人を煽ってみると何故かイルファさんがぽっと顔を赤らめてくる。
「そ、そんな……こんなお昼からお求めですか? 少し恥ずかしいですが……貴明さん
なら私も……」
「イルファさん何言ってるんですか!?」
「そうだよ! 帰ってから一番でエッチするのはあたしなんだから!」
「そう言う事じゃないよ!?」
イルファさん以上にトンデモな発言をするミルファにツッコミを入れるとシルファも賛
同してくれた。
「そうれすよ。イルイルもミルミルもご主人様のことをちっとも分かってないのれす」
あぁ……こういう場合ってやっぱり三姉妹の末妹が常識人なんだよね。
シルファが居てよかっ……
「ご主人様が一番欲しがってるのはシルファなんれすからお姉さま達は他の事れもしてれ
ばいいのれすよ」
ふふん、と勝利の笑みを浮かべるシルファはかわいらしい。
……じゃなくて。
あぁ……もう近所で名物になっちゃうよ……
「あらあら、タカくんってば両手に華どころの話じゃないわね」
三人に振り回されて項垂れていると春夏さんが話に入ってきた。
少しずつ歩いていた結果、どうやらこのみの家の前で話してたところで春夏さんが気づ
いたらしい。
「まぁこれはこれで色々と疲れまして……」
「大変みたいね。けど羨ましいわ。出来る事なら私がタカくんを独り占めしたいくらいな
のに」
こ、この人は相変わらず……。
顔が赤くなるからそういう冗談は言わないで欲しいんだけど……このみの過去の発言か
らしてあながち嘘や冗談でもないのかもしれない。
「ほら〜、ダーリンいくよ〜」
「そ、それじゃあまた……」
「あらあら、若いって良いわねぇ〜♪」
なんであなたがそんなにウキウキしてるんですか。
あの人の元気を少しでも分けてもらいたいと思いながら俺は自宅の門をくぐった。
「しかし三人か……どうしたもんかね」
着替えながら考える。
メイドロボというのは一人でも家の家事を全て卒なくこなせるほどの性能を保持してい
る。しかし何事も過剰はいけないわけで。
更にこのメイドロボ。役割分担をしてくれればいいのだが少々特殊であり、自分が自分
がと自己主張がものすごく激しい。
メイドロボの本懐故に家事を取られるのは嫌なのだろうがそれが俺を悩ませる。
悩んでいるとコンコンとドアをノックする音がした。
「はーい」
「貴明〜。着替え終わったぁ〜……」
ドアを開けて覗き込んできたミルファは俺の方を見た途端、目がトロンととろけはじめ
た。
しまった……今の格好はズボンを脱ぎ、シャツのボタンを半分以上はずしている状態。
つまりは臨戦態勢に近いと取られてもおかしくない。
「なぁ〜んだぁ〜☆ やっぱりダーリン待ってたんだね。ごめんね、遅れちゃって。今か
らい〜っぱいご奉仕してあげるからねぇ〜」
音も立てずにドアを閉めたミルファはススっと寄ってくる。その体から溢れ出している
モードが完全に切り替わってるミルファを前に俺は逃げる事もとめることも出来ず、彼女
が近づいてくるのを待っていた。
俺座ってる前で膝をつくと、ミルファはいとおしそうに俺の股間を撫でてくる。
「あはっ☆ やっぱりこの子は素直で元気ですねぇ〜☆」
子供を可愛がるように撫で続けていると俺のモノは当たり前であるが元気を与えられて
大きくなっていく。
スベスベとして滑らかで、細くて、繊細な動きをしてくるミルファの手から彼女の俺に
対する愛情が、心が伝わってくる。
「おっきくなーれ、おっきくなーれ……」
彼女のおまじないが効いていくように大きくなり、硬くなる。トランクスの中に納まら
なくなった俺のペニスをミルファは嬉しそうに握り締めると感触を楽しむように蠢かす。
「うぅっ……」
「あはぁ……気持ち良い? ダーリンのおちんちん……あたしを求めてくれるから大好き。
それに気持ちよくしてくれるもんね。だから先にご褒美をあげますねぇ……はむっ」
先端への刺激を求めたくなったところでミルファは一気に喉奥深くまで咥え込む。
根元の裏辺りを舌先で突付き、裏筋を舌でねっとりと舐めあげる。
舌だけでなく口腔内全体で締め上げ、蠢き、刺激を与えてくる彼女のテクニックに俺の
限界は早々に訪れそうだった。
「気持ち良いんだねぇ……あたしの口の中ですごいビクビクしてる」
一度口から引き抜くと唾液でテカテカになったペニスを絶妙なタッチでしごいてくる。
「気持ち良い……ミルファの口も手も気持ち良いよ……」
「こういうときのダーリンって正直だもんね。信じてあげる。じゃあいっぱい精子頂戴ね。
全部飲んであげるから」
そう言い改めて口に含まれた俺のペニスは先ほど以上の刺激が与えられてくる。
舌がまとわり付き、亀頭を舐め、鈴口を刺激し、タマを揉みしだいて射精感を煽る。
その絶え間ない刺激につ息も荒くなり、つい小さい声も出てしまう。
「はーひふのほえはわひー♪(ダーリンの声かわいー♪)」
「うわっ!? その状態でこ、声出すの禁止……」
亀頭に声が響いて刺激となり、思わず腰が引けてしまうほどに気持ちよくなってしまう。
射精間が近づくほどにペニスは膨張し、硬くなる。
圧縮した精子を飛び散らさんとばかりに変化していく俺のペニスの変化に一早く気づい
たミルファは頭を前後に動かす速度を速め、唇での締め付けを強くする。
膣内と勘違いしてしまいそうになるくらいに気持ちいいミルファの口に俺は出す事だけ
しか考えられなくなっていた。
「ミルファ……はぁ、はぁ……だ、出していい? 出すよ?」
「ふむ(うん)」
声だけで伝わらないと思ったのか、鈴口を刺激して俺の限界を突破させようとしてきた
ミルファの思いに答えるように俺は彼女の頭を抱え、口の中で味を分からせるようにペニ
スを動かしながら精子を吐き出した。
「むぐっ……んっ……んん……ん……」
恍惚とした表情を浮かべながら俺の精子を口で受け止め続けるミルファ。
幾度かの律動の後にペニスを口から離すと彼女は嬉しそうに口をもごもごと動かし、喉
奥へと流し込んでていった。
「ぷはぁ……美味しかったよ、ダーリンの精子。あんなに毎日してるのに濃くてプリプリ
で、噛まないと飲み込めないんだもん」
口の中の余韻を楽しむような仕草を見せながらミルファは頼んでも居ない感想を俺にく
れる。
「あの、そんな恥ずかしい事は一々言わなくても……ね?」
「何で? どれだけ美味しいか教えてあげようと思ったのにー」
いや、自分の精子の味なんか知りたくないですから。
このまま流されると確実に夜に死ねる。
しっとりと濡れた下着を触らされたときはあっさり理性が決壊しそうになったが何とか
そこは留まり、俺は着替えをようやく終える事が出来た。
「じゃあ入れてなんていわないからぁ……指でして? ダーリンの指でぇ、ミルファのを
いっぱいいじめて欲しいのぉ」
……と、留まるんだ、俺……
「な、何てエッチな事を言うんでしょう……もうこれはお仕置きしないといけないな」
「うん☆ うん☆ えっちなミルファにいっぱいお仕置きしてぇ〜☆」
ダメだ。何か俺もスイッチ入っちゃってるし……。
自分を抑えることが出来ない。
ミルファのお願いに答えるべく俺は彼女の下着に手をかけ、女性の聖地を拝もうとした
ところで暗くなっていた部屋に廊下からの光が差し込んできた。
「はーい、そこまでですお二人とも。ご夕飯の支度が出来ましたから下りてきてくださ
い。ミルファちゃんも早く下着を着替えて下りてきなさい。一分! 一秒でも早く!
分かりましたね!」
「はっ、はーい!!」
逆行で見えないながらもあの大人しくも気迫がある声、イルファさんである事が分かっ
た。
イルファさんの横をすり抜けてミルファが部屋を出た後、イルファさんが部屋の明かり
をつける。幸いにも服は既に着替えた後だったので恥をかくことだけは間逃れることが出
来た。
「もう……折角貴明さんの一番絞りを頂こうと思ってましたのに……」
「一番絞りって……」
ふぅ、とため息をつくイルファさんの今の台詞は絶対本心だ。
今までの付き合いから分かる。この人は本気で言っている。
「では参りましょうか、貴明さん♪」
「う、うん」
スイッチが入っていた体を何とか起き上がらせ、イルファさんが居るドアの方へと行く。
今日は一体どんな豪勢な料理が……と何とか思考を通常に戻そうとしたところでドアを
開けて待っていたイルファさんが俺に擦り寄ってきた。
「あら、貴明さんはまだ満足で着てないみたいですね。ミルファちゃんてばメイドロボと
して失格です」
「イ、イルファさん!?」
イルファさんは一旦俺から離れるとスカートをたくし上げて下着を見せてくる。
そこには三角地帯の頂点が濡れ、準備完了である事を俺に知らせてきていた。
「妹の不手際は姉がフォローします……ですから……」
俺は断る事も、戸惑う事もせずに切り替わりかけていたスイッチを元に戻し、イルファ
さんの着けているフリルの付いた可愛らしい下着に手をかけた。