明らかに普段着けていないであろう可愛い下着はイルファさんが今日という日を意識し
ていると流石の俺でも分かる。
そして期待をしている事も湿っている部分から見て取れる。
しかし何もして無いのにこれだけ濡れていると言う事は……
「イルファさん……もしかしてさっきの……」
俺のただそれだけの言葉にイルファさんは顔を真っ赤にさせて否定してくる。そんなに
顔を赤くさせてたらそれは肯定してるも同然なのに。
「……べ、別に聞きたくて聞いたわけじゃありません。お呼びしようと思ったら、その、
声が聞こえてきて……」
最後の方は口ごもり、誤魔化したいという気持ちがバレバレだ。
やっぱりそう言う事か。
恥ずかしそうにそんな態度を取られるとこっちの中の欲望もひょっこりと顔を出してき
てしまう。
俺はわざといじわるっぽく質問を続けた。
「けどそこから離れて時間置いてくる事も出来たよね?」
「で、でも、そのまま始められたらご飯が……んぁ!?」
ずらした下着との隙間に手を入れて内腿へと手を添える。ただそれだけの事でも今の
状態のイルファさんには十分すぎる愛撫となっていた。
「何時ものイルファさんなら問答無用で入ってくると思ったけど……もしかして覗くのが
趣味とか?」
「そんなこと……な、なんか貴明さんいじわるです……」
わざとかは分からないが目を潤ませながらイルファさんは俺の手から逃げるように少し
ずつ足を後ろへと下げていく。
部屋の入り口から廊下へ出てしまったイルファさんはずれた下着のせいで満足に動く事
も出来ずに結局廊下の壁へと背中をつけて逃げ場が無い状態へとなってしまった。
「そうかな? イルファさんが望んでるもんだとばかり……ごめんね。じゃあ止めよう
か」
彼女の嫌がることはしたくない。俺はゆっくりと彼女から体を離すとイルファさんの表
情は驚きから落胆に近い表情へと変わっていった。
「え……? あ、あの、別に貴明さんがお望みになれば……」
最初の優位的な姿勢から打って変わってイルファさんの口調が弱弱しく、従順なものへ
と変貌していく。
それだけで背中をゾワゾワとしたものが駆け巡る。
俺の服の端を僅かな力で掴んできている彼女の手を取ると俺は彼女を引き寄せる。
旨く歩けないのでたたらを踏みながら俺に倒れこむようにして彼女は抱きつく体勢とな
った。
「俺はイルファさんとしたいよ」
「私も……ミルファちゃん達と違って最近あんまり愛して貰ってませんでしたから……」
「そっか、そうだね。じゃあ……」
「えっ……きゃっ!?」
抱きついてきていたイルファさんの手を取り体を反転させると壁へと手をつかせる。
「た、貴明さん? ここでするんですか?」
戸惑うイルファさんの声とは別に、準備万端な蜜壷から太腿を伝って愛液はどんどん垂
れてくる。
「つい衝動的に……あ、ベッドの方が良かったかな。」
「いえ……貴明さんに犯されてるみたいで私は、その……」
少なくとも嫌ではないみたいだ。
突き出された腰に申し訳程度にかかったスカートをめくると眩しいほどに白いヒップが
現れる。その感触を楽しむために胸を揉むように愛撫を施すとイルファさんの体は小刻み
に震え、膝から力が抜けていく。
散々堪能した後に秘部を広げると溢れ出てきた愛液がポタポタと落ちて床を濡らす。
「じゃあ入れるよ」
「はい……んんっ」
くちゅりと言う湿った音を立ててイルファさんの中へと進んでいく。
暖かくて、キツくて、ヌルヌルとしていて、根元まで差し込んだだけで達してしまいそ
うな快感が股間から脳へと這い上がってくる。
イルファさんも俺と同じらしい。声を抑えているのか小さい声ながらも小刻みに出る喘
ぎ声はしっかりと彼女の限界が近い事を教えてくれている。
「イルファさん……」
「貴明さ……はむっ……んっ……」
肩越しに彼女の唇を塞ぐと俺は一気にスパートをかけた。
小刻みに膣奥を何度も小突く。
小さなグラインドながらも的確にイルファさんのポイントを突き続けるとイルファさん
の表情は快感で真っ赤に染まり、体の震えが更に細かくなって限界を迎え始めていた。
「貴明ひゃん……いっ、いっひゃいまふ……」
「いいよ……俺も……」
限界が近づけば近づくほどにイルファさんの膣は甘美な締め付けを俺の肉棒へと与え、
俺の限界も彼女の限界と相まって近づいていた。
「た、貴明さんそんなに大きくひたららめれす……」
「イルファさんもキツ過ぎ……」
虚ろな目のまま二人は唇を味わい、舌を絡め、膣の最奥でキスをしながら同時に限界に
達する。
「んっ…………!!!!!」
イルファさんの膣が搾り出すように締め付け、俺のペニスは彼女の中へとこれでもかと
精液を吐き出し続ける。
俺が口を塞いでいるせいで声を出す事も出来ず、体を震わせながら俺を受け止めてくれ
た。
「遅かったわね、姉さん」
「夕飯温めなおしなのれすよ」
後始末をし、服を調えて下に降りていくとものすごく不満そうなオーラを発しながら食
卓へと座っていた。
今の状況を見る限り二人は俺達が何をしていたのかおおよその見当がついていると言う
事だろう。
流石のイルファさんも当事者であるせいか何時ものように質問に対してかわす事も出来
ずに二人の威圧に少々気圧されながら言い訳をした。
「ちょ、ちょっと貴明さんに色々聞いてただけです」
「ふーん。あたしには先に下に降ろしておきながらそんな事してたんだ」
良い所で割って入られたミルファは殊更機嫌が悪い。目の前に大好物があるのにお預け
を食らい、さらにそれを横から掻っ攫われたのだから機嫌が悪くなるのも仕方がない。
三姉妹の中で人一倍独占欲が強い彼女だから当然だとも思うが、今はその機嫌の悪さが
転換して俺へ完全ベッタリ状態である。
ここで押しのけたり拒絶しようものなら話がこんがらがる事必死だ。二の腕に押し付け
られる胸にドキドキさせられながらも我慢するしかない。
「あ、姉としては当然の事です」
「ろうせえろい事してたんれすよ。あーあ、えろい姉を持つと苦労するれす」
「エロ……」
ミルファについで突っ込みを入れてきたシルファの据わった視線はイルファは勿論の事
ミルファへも向けられる。つまりはシルファはイルファさんとの事もミルファとの事も全
てを察している訳だ。
それに対してイルファさんはどこか恥ずかしそうに、ミルファはさも当然のような表情
のまま俺にくっついている。
シルファはそのミルファの態度に不満指数がさらに上昇していく。
そして溢れ出した不満はもう一人の当事者である俺に向けられてきた。
「ご主人様もご主人様れす。ミルミルとかイルイルが誘ってきてもきちんと断ってくらさ
い。シルファはご主人様の為にお夕飯作って待ってたのに……」
「ご、ごめんなさい」
確かに俺がちゃんと断ればそれで済んだ話なのだ。誘う方は悪いが断れない方がもっと
悪い。無論これは優しさなんかとは違うから同情の余地などは無い。
けど……あれを断れる奴が居たら俺は教えを請いたいと思う。
「はい」
反省している俺の目の前に差し出される山盛りのご飯が盛られたお茶碗。
シルファの表情は相変わらず宜しくない。
「あったかいうちに食べてくらさい。残したら許さないれすよ」
「うん。いただいきます」
怒っていても並んでる料理の量は至って普通。日々ミルファとの対決で鍛えられた料理
の腕は推して知るべしだ。頭を切り替えて美味しく頂くとしよう。
早速煮物を口に入れる。
「うん、美味しい」
里芋の煮っ転がしの味は文句なし。これだけでもご飯がいける。
「ありがとうございます」
「へ?」
俺の言葉に対して返してきたのが何故かイルファさん。
もしかして……
「それ……イルイルが作った」
ぶすっとした表情のまま、シルファの説明が入る。
うわぁ、墓穴というか何と言うか。イルファさんが作る暇はないと思っていたのが甘か
った。昼間から来てるならこれくらいの準備は朝飯前なのは当たり前じゃないか。
もう少し考えておかずを選ぶべきだった。
俺にはわからないが一番に自分が作ったおかずを食べてもらえるのはかなり嬉しい事ら
しい。それを意識してなかった時点で俺の行動は失敗に近かった。
まだシルファに対して言ったようには見えない言い方だから良かったかもしれないがこ
れでシルファの機嫌は更に悪くなってしまった。
「じゃ、じゃあ次はこれを……」
メインならきっとシルファだろう。
鳥の揚げたものにあんかけがかかった料理。うん、これもまた美味しい。
甘酢のタレがかかっていて濃い目の味が食を進める。
うん? この味付けは……
「むふ〜ん♪ 貴明どうかな? それあたしが作ったんだぁ〜♪」
「う、うん。美味しいよ」
この俺好みの濃い目の味付けはミルファのもの。味の違いで誰かが分かるようになって
きたのは良い事ではあるのだけれど今は失敗したとしか思えない。
しかし何時の間に準備をしていたんだ。俺を呼びに来たときには既に出来上がってたん
だろうか。時間的には考えられるが……メイドロボの性能は侮れない。
「む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
そしてまた食べてもらえなかったと、あからさまに声に出して不満をあらわにするシル
ファ。
イルファさんとミルファは上機嫌のようだけれどそれを相殺するように不満が増し続け
るシルファ。
つ、次こそきちんとシルファのを……。
「じゃあ……」
どれを食べれば良い!?
どれだ!?
こんな時こそ雄二みたいに一目で分かる力を欲しいものだと思える。
次に何を食べようかと迷っているところで俺の目の前に今度はおかずが掴まれた箸が現
れた。
それは隣に居るミルファからではなく、差し出されているのは目の前から。
「シルファ?」
「イルイルとミルミルのを食べたんれすから次はシルファのを食べるのれす。じゃないと
不公平れす」
不公平。
シルファも結構我侭なところがあるからなぁ。
そのほほえましい行動につい心を暖かくしながら俺は顔を真っ赤にさせながら出してき
てるシルファの持つ箸が握るおかずを口に入れた。
シルファは不安そうな表情を見せている。
二人が褒められているところで自分だけ褒められなかったらどうしよう、と言う言葉が
聞こえてくる気がする。
「うん、シルファまた腕を上げたね。美味しいよ」
「と、当然なのれす。ご主人様の為に頑張ってるんれすから当然れす」
恥ずかしそうにそっぽを向くシルファの表情は明らかに喜んでいる。
嘘ではなくシルファの作ったシュウマイはお店で食べるものより美味しく思えた。
「うん、みんな上手くなって甲乙つけ難くなってきたね。俺一人で食べるのは勿体無い位
だよ」
「あたしは貴明の為だけに作ってるから貴明に美味しいって言って貰えればそれで良いん
だも〜ん」
「瑠璃様直伝ですから、瑠璃様に追いつくのはまだまだですが、そう言って頂けると嬉し
いです」
「ご主人様にそう言って貰えれば嬉しいれす……」
三者三様の反応を見せてくれるがみんな喜んでくれているみたいで良かったかな。
「は、はい。ご主人様おかわりれすよ」
「はい、貴明さん。あ〜ん」
「ちょっと姉さんあ〜んするのはあたしの仕事なんだから取らないで!!」
欲を言っていいのならもう少し大人しくご飯食べたいんだけどな……。
「ご、ご馳走様でした……」
結局自分で箸が使ったのはご飯を食べる時だけ。おかずは誰かに食べさせられ続け、
また俺は胃袋の許容量を超えた食事を詰め込む事となった。
良くこれで太らないもんだ。
……そんなにカロリー消費してるのか、俺って。
「貴明さん、お風呂の準備が出来ましたけれど……」
食休みの為に横になっていたソファーを覗き込んできたイルファさんの目が据わる。
普通ならこめかみに青筋を立ててもおかしくないくらい怒ってる気がする。
理由は大体分かる。多分俺が寝転がる際に枕にしてるのがミルファの太腿という点だろ
う。
「ミルファちゃんは何でこうも仕事をしないんですか……」
「え〜? ちゃんとしてるよ? 貴明がゆーっくり休めるように、って膝枕。貴明も気持
ちよさそうにしてたもんね〜?」
ミルファの同意を求める声に俺は賛同するしかない。
確かに食やすめをするために膝枕をしてもらってたのだから。
「う、うん……まぁ……」
「はぁ……もういいです。お風呂が出来たので貴明さんどうぞ」
ミルファが無理矢理やっていないと言う事を察すると何も言えなくなるらしく、イルフ
ァさんはため息をつくことしか出来なかった。
というかイルファさんもうちで家事やるのが普通になってるんだな……。
「ありがと。じゃあ入ろうかzなぁ……」
起き上がろうとしたところでミルファが腰に掴まって身動きが取れなくなる。
そしてイルファさんとシルファの視線がこちらへと注がれる。
期待の視線、と言った方が良いのかもしれない。
何でそんな視線を送ってくるのか、理由は分かっているが俺からは答えたくない。
それは薮蛇以外の何者でもないからだ。
既にどう転んでも逃げる事が出来ない藪の中に足を突っ込んでる気がするけど。
「な、何かな? みんな」
「貴明さんはお風呂に一人で入る事が少ないらしいですね」
イルファさんの声がどこか怖い。シルファが言うとは思えないから自慢でもしたかった
のか、ミルファが言ったのだろう。
「あ、う、その……」
「あたしは何時も貴明とお風呂入ってるよ? ね〜☆」
「し、シルファは……別に……」
そんな恥ずかしそうな表情で視線を逸らしながら言っても説得力は無いよ、シルファ。
「じゃあ今日は私の番ですよね?」
確かにイルファさんの言い分も分からなくもない。イルファさんは俺と居る時間が他の
二人に比べれば明らかに少ないのだから。
しかしそこであっさりと引き下がる事が無いのがミルファである。
当然反論をしてきた。
「ね、姉さんは貴明がさんちゃんの所に行ってる時に何時も入ってるでしょ!」
「それはそうですけど頻度で言うならあなた達二人より明らかに少ないです」
そこからは話し合いになっていない言葉の応酬。
ああ言えばこう、こう言えばああ。
話の進展が見える事がない。このままだとお湯冷めちゃうな……そう思ってるところで
二人の口論に口が挟まれた。
「ミルミルもイルイルも五月蝿いれす。五月の蝿と書いてうるさいれす。うるさい蝿はハ
エ取り紙れ取ってしまうれすよ」
呆れた表情を見せながら言い合う二人を止めに入るシルファ。
これはちょっと何時もと違って面白いかも。
シルファの言葉にミルファが噛み付いてくる。
「何よ。シルファは貴明と入りたくないの?」
「それは……ご主人様が決める事れす」
「確かにそれはそうですね」
シルファの言葉にイルファさんは納得してしまった。
しかしこれは変な展開になってまいりました。
どうする、俺。
「こ、これは間を取って俺一人でお風呂に……」
「「「ダメ!!」」」
言い切る前に却下されました。
三人の顔は珍しく意見が一致したらしく、声がハモっての却下を受ける事となってしま
った。変なところでは仲が良いんだからなぁ、この姉妹は。
「ミルファちゃんとシルファちゃんで飽きているでしょうから私といかがですか?」
「貴明はあたしと一緒に入るのが一番好きなんだもん。ね〜?」
「ご主人様が誰を選ぶかは自由らから……気にしてないんらもん」
何だ、このプレッシャーは。
さぁ決めろと言わんばかりに視線を送ってくる三人。
ここではどうしたものか……。
悩みながらキョロキョロと見回したところで俺はひらめいた。
選ぶから不平不満が出るのだ。ここは偶発的にいけばいいわけだ。
「? ご主人様?」
俺はちょこっとした準備をした後、三人の前に手を差し出した。
手に握ってあるのは三本の爪楊枝。
「当たりは一本。当たりを引いた人と、その……入るから」
自分で言うのも恥ずかしいけどこれでならみんなも納得してくれるはず。
それに真っ先にミルファが手を伸ばしてきた。
やはりミルファだ。手が早い。
「あたしいっちばーん!!」
「ちょっとミルファ!」
イルファさんもそれに続いて残りの二本の内の一本を引く。
「当たったー!!」
「当たりました!」
引いた二人が嬉しそうに赤く印のついた爪楊枝を掲げる。
そして二人は目を合わせる。あれ?と言いたげな表情で。
それはもちろんそうだろう。当たりは一本と俺は言ったのだ。なのに当たりと思われる
爪楊枝が二本出てきたのだから。
俺は残った一本をシルファの前へと差し出す。
「はい、シルファも引いて」
「は、はい……」
シルファはおずおずと残った一本の爪楊枝を引き抜く。引いた爪楊枝は何もついていな
いさらの状態の爪楊枝だった。
「よし、じゃあシルファが当たり、と言う事で」
「え?」
「え〜!! 何で〜!? 普通印がついてるのが当たりでしょ〜!」
「当たりは一本って言ったでしょ? だから一本だけ違うのが当たり」
ひっかけクイズみたいになってしまうが引いた人は運がいい人と言う事で。
手の隙間から見て引き抜かれる可能性だって考えられる。彼女達の性能はそれだけ異常
ともいえる高性能なのだからこれ位の公平さを出す仕掛けは必要なわけだ。
そして今回は正に残り物には福がある状態。
その普通の爪楊枝と全く一緒な、けれど今だけは特別な印の無い当たりの棒。
シルファはその当たり券をまじまじと見つめ続けている。
もしかしたら状況を飲み込めていないのかもしれない。
「じゃあどうするかはシルファが決めると言う事で。俺はお風呂入るね」
唖然とする三人の合間をすり抜けてリビングを後にする。
上手くその場を繕って逃げただけかもしれない。
結局一人を選択したのだから別に悪い事じゃないだろう。
だけどはぐらかすと言う行為に俺は一抹の後ろめたさを感じていた。
「あ……着替え置いてある」
イルファさんってばこんなところまで気を回さなくてもいいのに……。
下着を洗ってもらっているから恥ずかしいと言う事も特には無いのだがやはり恥ずかし
いと言う感情は少なからずある。
軽くため息をついた後、俺は服を脱ぎ、風呂場へと入る。
「シルファはこない……かな」
手桶でお湯をかけながらポツリと呟いてみる。
いつもなら来るだろうけど外れた二人を考えてシルファはこれないかもしれない。
夕飯が遅れてしまったお詫び的な意味でもシルファが選ばれて良かったと思っていたの
だけれど……うまくいかないもんだな。
「ご主人様?」
そう諦めかけていたところで後ろから聞こえてきたシルファの声に俺の体は硬直した。
後ろを見てみると擦りガラス越しに見えるシルファのシルエット。
来てくれた。それだけで俺は嬉しくなっていた。
「シルファ? 来てくれたんだ」
「はい……ご主人様が好きにしていいって言ったから……らから……は、入っても良いれ
すか?」
「うん。良いよ」
俺の声を聞いてからシルファは風呂場へと入ってきた。
といっても俺は今ドアに背を向けてる状態であり、シルファの姿は見えない。改めて意
識をすると妙に恥ずかしいものはあり、満足に動けなくなる。
「ご主人様、体はもう洗いましたれすか?」
「う、ううん、さっき入ったばっかりだから……」
「もう、仕方ないれすね。シルファが洗ってあげるれす」
「……あ、ありがとう」
ここまできて断れるわけも無く、それに何度か一緒に入ったときに背中を洗ってもらっ
た事はある。恥ずかしさはまだあるが、シルファの好意を受けようと俺はそのまま大人し
く待つ事にした。
後ろから聞こえてくるお湯を流す音、シャワーが床に当たる音。泡を立てる音。
一つ一つでシルファを想像して体が別の意味で熱くなりそうになってきているのを感じ
る。
「それじゃあ……あ、洗いますれすよ」
「うん……」
そうして背中に感じるスポンジの感触……とちょっと違う気がする。
妙にしっとりとしていて、暖かくて、動きがどうにも生々しくて……って……
「シルファ?」
「はい……な、なんれすか」
「これってスポンジ?」
「最近の高性能のスポンジれすよ……んっ、んっ……」
シルファの声が聞こえる位置が妙に近い。近いというか、耳に吐息がつくほどの距離だ
と思う。
「シルファ……もしかして自分の体使ってる?」
「ご、ご主人様はこういうのが好きらってイルイルが……」
イルファさん……何教えてるんですか。
「ご主人様はこういうの嫌いれしたか? やっぱりミルミルみたいにもっと胸があった方
が……」
意気消沈したシルファが俺の背中から離れようとする。
多分あのシルファの事だ。パンクしそうになるくらいに緊張したと思う。
ここで彼女の思いを受け取れなくてどうするんだ。
「シルファ」
「ぴっ!?」
怒られると思ったのか、あの悲鳴ととっていいのか分からない声を上げるシルファを
俺の前へと引き寄せた。
「ありがとう。もっと綺麗にしてくれるかな?」
「あぅ、あぅ……」
目の前で改めてみる泡まみれのシルファ。三つ編みを解いて何時もと印象が違い、羞恥
心か、それとも別の何かはわからないが顔が赤く火照っているシルファは実に扇情的で、
今日既に二回果てているはずなのに俺の中で何かが湧き上がってくる。
「上に乗っかっても……良いれすか?」
「いいよ、おいで」
手を広げて招きよせるとシルファはおずおずと俺の据わっている膝の上へと乗っかって
きた。
「んしょ……んしょ……」
目の前の小さな彼女は必死に体を寄せて擦り付けて来る。
イルファさん、ミルファに比べると明らかに控えめの胸がプニプニと体に当たってくる。
羞恥心のある表情で頑張るシルファを見るたびにどんどん体の奥底の部分から欲望が頭
をもたげ始める。
それに呼応して下半身も正直に反応を示し始めていた。
シルファもそれに気づいたらしく、次第に体を洗うというよりか元気になった俺のペニ
スへ体を擦り付けはじめていた。
「んっ……んっ……んんぅ…………」
声色も次第に艶のあるものへと変わり、シルファの表情も完全にとろけてきていた。
このじらしに近い動きに俺の腰もつい動き始めたところで無心に動くシルファに今の想
いを伝える。
「シルファ……シルファの中に入りたい……」
「はい……ご主人様のシルファにくらさい……」
擦り付けてきていた彼女の準備は既に万端になっており、先端をあてがうと気持ちのい
いぬめりを伴って俺を受け入れてくれた。
「んはぁ……ご主人様の入って……きます……」
シルファの膣の隅から隅まで味わうように少しずつ進入を続ける。
最初は呆けた顔をさせていたシルファも次第に驚きへとその表情を変化させていく。
「ご、ご主人様まだ入るんれすか? んきゅぅ……」
「もう少し……」
「も、もう入らな……ふあぁぁぁぁぁぁぁ……」
入らないといいながらもシルファの膣は俺のモノを根元までしっかりと咥え込んでくれ
た。
「入ったよ、全部」
「凄い……こんなところまれ入ってます……」
入っている場所を確認するようにお腹をさするシルファの手の感触が膣内まで伝わって
くる。ピッチリと隙間が無いほどにくっついてくる内壁に俺のペニスは喜びを感じていた。
「シルファの膣凄い気持ち良い」
「シルファも気持ちよくて……ご主人様……ご主人様……」
その想いを口以外で伝えようとシルファはその細い腰を前後へ動かし始める。
動きこそ大きくないものの、キツいその膣内は快楽を増すのに十分すぎるほどだった。
シルファの動きを促すように彼女の腰を掴んで動きをサポートする。
その動きは次第に大きく、激しくなり、シルファの許容範囲を超える快楽を与え始めた。
「らっ、らめれすよっ…んぁぅ!? んっ! あんっ!! あっ、あっ、んぁぁぁぁ!」
「シルファ、ごめん、もう止められない……!!」
俺の言葉にシルファは荒い息を吐きながらも優しい笑顔を見せてくれた。
「いいれすよ。シルファれいっぱい気持ちよくなってくらさい……好き……好きれす……
ご主人様ぁ……!!!!!」
「シルファ! シルファ! 俺も好きだよ! シルファ……っっっ!!!!」
「あんっ! あんっ! あふっ! んぁっ!! んふぁぁぁ!? っっっ!!!!!」
ボディソープのぬめりか、それ以外のものかは分からない。
擦れ合う俺とシルファの間のぬめりは結合部分以外の全てもくっついているような錯覚
さえ覚えさせ、快楽で脳が完全に麻痺し始めてきていた。
「もう……出ちゃうよ、シルファ……」
「いい……んっ、れすよ……シルファの膣に好きならけらしてくらさい……ご主人様のい
っぱい……んぁん!? いっぱい欲しいれすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」
「シルファ!? そんなに締め付けたらっ!? うぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺の精子が来ると分かって切れたのか、シルファが絶頂へと達する。その瞬間の締め付
けに俺も一緒にイキたいと言うシルファの思いにつられるように彼女の中へと今日三回目
とは到底思えない量の精液を迸らせた。
「あ……あ……あふぅ……シルファの膣……ご主人様のせーえきれいっぱいれす……シル
ファもご主人様に洗ってもらったのれす……」
うっとりした表情をさせてシルファは唇を重ねてきた。
三つ編みでウェーブのかかった髪が頬を撫でて気持ちが良い。
もう少しだけこうしていたいと今は思うだけだった。
<つづく>