日々の疲れ(特にバカ親のせい)から逃げるように早朝の街へと繰り出した稟。
偶然朝のジョギングをしていた亜沙と出会い、彼女に半ば強引にも近いお誘いで稟は
彼女の家へと迎え入れられた。
少しでも休めるように、と言う亜沙からの好意は嬉しかったのだが彼女のベッドでの
就寝を命じられた稟は流石にたじろいでしまった。
結局は押し切られるようにベッドに寝かされ、そのぬくもりに稟は自然と眠りへと
落ちていくのであった。
目を開けるとぼんやりと部屋の天井が視界を覆う。
何時もの目覚めとは少し違うことに稟はすぐ気づいた。しかし寝起きの悪い彼は違うな、
とそれだけを思い、しばらく布団のぬくもりを楽しんでいた。
「んんぅ……」
ぬくもりを楽しむ中でふいに耳に入ってきたどことなく艶かしい声。
途端に稟の心拍数はストップ高と言わんばかりに跳ね上がり、弛緩しきっていた彼の体は
一瞬のうちに硬直した。
半分夢の世界に脚を突っ込んでいた彼の思考は現実へと完全へと引き戻され、今が
どのような状況下であるかを思い出した。
そしてそれを確認するために横に頭を動かすと目の前には頬に鮮やかな翠色の髪を貼り
付けたまま寝てしまっているこのベッドの持ち主が居た。
(そういえばあの時は言われるまま寝ちゃったけど亜沙先輩の事は何も考えてなかったな。
この様子じゃ俺がすぐ寝た後にでも寝たの……かな)
稟は体をゆっくりと、彼女を起こさないように起こすと彼女の頬にくっついていた髪を
撫でて取り払ってやる。無駄な贅肉などついてなさそうな彼女の頬は自分の頬なんかとは
比べ物にならないくらいに柔らかく、その女性らしい感触についつい稟は彼女の頬に手を
添えてその柔らかさを楽しんでいた。
「ん……あ、稟ちゃん」
「すいません、起こしちゃいましたかね」
「稟ちゃんこそ……もう寝なくて良いの?」
寝起きだからだろうか、何時もの元気いっぱいな彼女とは違い、どことなくほんわかと
した雰囲気を見せている。
そう、母親である亜麻にそっくりな雰囲気を感じる。
「それよりも亜沙さんこそそんな体勢で寝てちゃダメですよ」
「んー?」
稟の言葉に反応した亜沙はゆっくりと体を起こすとさも当たり前の様に、稟の事など
気にせずにベッドの中へともぐりこんできた。
いきなりの事に稟は壁の方へ寄り、彼女の入るスペースを空けることしか出来なかった。
「これで良い?」
「あ、いや……ま、まぁそうですね……」
答えになっていない返答をし、どうしようかと考えあぐねている稟の脳へと腰元から
柔らかい感触が伝わってきた。
寝ぼけた亜沙が稟の腰にしがみついてきたのがその理由。その甘美な感触についつい
男性自身が反応しそうになるのを必死に抑えながら稟は亜沙へと話し掛けた。
「あ、亜沙先輩!?」
「ふたりっきりの時は先輩禁止ぃ〜」
「あ……。それじゃあ、亜沙さん何してるんですか」
「稟ちゃん抱き枕〜♪」
実に嬉しそうな亜沙を見て稟は少々呆れてしまった。嬉しくないわけではないが既に
モノ扱いに等しくなっているわけである。
「ほらぁ、稟ちゃんも一緒に寝るのっ」
「はいはい、わかりました」
甘え声なのに口調はお姉さん口調。この何とも言えないギャップに彼女らしさを覚え、
それについ微笑みながら稟は亜沙の待つベッドの中へと身を埋めた。
稟が布団の中に入って来たや否や、亜沙は彼に絡みつくように抱きついてきた。
そのあまりの速さに稟は体勢を整えることも出来ず、半身に感じる彼女の暖かさを
ただただ受け止めていた。
しばらくそのまま幾らかの時間が経過した頃、稟の耳に入ってくる亜沙の息遣いが
段々と荒いものへと変わっていくのが分かった。
稟は最初、体調が悪くなったのかとも思ったがそれが違うのだというのがすぐに分かった。
「はぁ……はぁ……」
亜沙の顔は稟の首元に近づき、絡み付いていた稟の腕に体を押し付けるようにしてくる。
どのような状態なのかは分かったがどうしようもなかった。
動くことも出来ずに亜沙の息遣いを感じていると彼女の艶かしい腰使いが激しくなり、
亜沙の唇は稟の首筋へと吸い付き、舌が這いまわり始めた。
「稟ちゃんが……いけないんだからね」
「俺、ですか」
「だって、全然誘ってくれないし……ボクだって女の子なんだから」
荒い息遣いのまま亜沙は怒った口調で理由を教えてくれた。
亜沙がまさか嫉妬をしてくるとは──稟には少々意外だった。
確かにどんなに平等にと心がけたとしても自然と不平等感は出てくるのは否めない。
何しろこの夏休みに入ってからは両隣の家と自宅の往復で他のところには全く意識が回って
いなかったのが正直なところだった。
そんな事実と亜沙の正直な意見に対し、稟はつい申し訳なくなってしまった。
「今日は久しぶりですからいっぱい甘えて良いですよ」
首元に亜沙がくっついている為に彼女のほうを見ることは出来ないが稟は彼女に対して
そう言うと彼女が絡みついてきている腕を動かして彼女の下半身へと手を伸ばす。
「んっ! ふあっ!?」
敏感になっているのか、まだ内腿に手を這わせただけでも亜沙はしっかりと反応を
してきた。
柔らかく、それでいて鍛えられている分張りがある触り心地のいい太ももを楽しんで
居ると彼女の息遣いはどんどん荒く、最初は小さかった喘ぎ声も次第に強く大きくなり
はじめた。
「なんか……んっ! 稟……ちゃんいじわるっ! ふうっ!!」
体を捩りながら襲ってくる快楽を味わう亜沙の姿。
自分への攻撃が完全に無くなったのに気づいた稟は亜沙への愛撫を続けたまま体勢を
入れ替え、彼女に覆い被さる位置へと入れ替わる。
稟に見られているのに気づいた亜沙は急に恥ずかしくなったのか顔を両手で覆い
隠してしまった。
「亜沙さんどうしました?」
「だ、だって今、朝だから顔、見えちゃ……」
「そんな可愛い顔隠しちゃもったいないですよ」
「ばっ……!! バカ!! 稟ちゃん何言っ……ふあぁっっ!!!!!」
亜沙が驚いた顔を見せた瞬間に稟は彼女の秘核へと指を添えた。
あくまで添えただけであったのだが彼女は強烈な反応を見せてきた。待ちわびていた
彼の指。しかも一番敏感な部分に心の準備も無く刺激が加わっただけで彼女の体には
今まで以上の快感が襲ってきた。
「亜沙さんは好きですよね、ここ」
「そ、そんな事……言わな……はぁん!! ひっ!! ふあぁぁぁぁ!!!」
彼女の反応を楽しむようにクリトリスを撫で、擦り、摘む。
「んっ! んっ!! んん〜〜〜っ!! ひいっ!! はぁっ!! はぁっ!! はぁ
ぁぁぁぁぁぁ!!! ダメ! もうイっ!! イっちゃう!! イっちゃうからぁ〜〜!」
体を激しい痙攣で震わせ、それなのに腰はしっかりと稟の手へと擦り寄らせて亜沙は
あっさりと快楽の頂点へと達してしまった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
大きく体を跳ね上げた後、全身を力なく横たわらせると彼女は深呼吸させながら
真っ赤な顔に眉を寄せて稟を見てきた。
「稟ちゃんのバカ。いきなりこんなに気持ちよくさせたら我慢出来なくなるでしょっ!!」
これ以上何を我慢するのだろうか。稟はそんな事を考えながら苦笑を浮かべた。
「じゃあ次はどうして欲しいんですか?」
「次って……バカバカバカっ!!」
稟の冗談に顔を真っ赤にさせたまま彼女は稟へと背を向けてしまった。
そんな彼女の後姿も稟には誘ってるようにしか見えなくなっている。
こちらに向けられているプリンとした可愛らしいお尻。
どうやら着替えてなかったらしくハーフパンツが下着の線までしっかりとこちらに
教えてくれている。想像力を掻き立てられるのである意味裸以上にいやらしく感じてしまう
その姿を見せられて今の稟が止まれるはずが無かった。
まるで痴漢のように亜沙のお尻へそっと手を当てるとビクンッと反応した彼女はこちらを
振り向く。しかし稟が後ろに寄り添ってきているので体を動かすことは出来ず、首だけを
こちらに向けてきた。
「り、稟ちゃん!?」
「亜沙さんが可愛い顔見せてくれないから可愛いお尻をいじらせてもらいますね」
「そ、そんな……んっ……」
さっきのクリトリスへの攻撃ほどではないが亜沙はしっかりと反応してきた。
彼女の鍛えられたヒップの感触はそれだけでも小一時間は楽しめそうだったが稟は
それだけでは満足が出来なかった。
手に吸い付いてくるような生の感触を味わいたくなった稟は亜沙に断りを入れずに
パンツを脱がそうと手をかけた。
「だっ! ダメっ!! ダメ〜〜〜〜〜!!!」
慌てながらパンツを脱がせまいと必死になって抵抗をしてくる亜沙。
この状況でこんな反応をしてくるとは思っていなかった稟はそれこそ鳩が豆鉄砲を
食らったような顔をして驚いてしまった。
「どうしたんですか?」
「あっと……えっと……」
稟の問いに答えずしどろもどろの亜沙。
稟の頭の中には一瞬生理と言う言葉も過ぎったがさっきパンツの上から秘部をさすった
時点では生理用品を付けているような感触もしなかったし、それならばもっと前に彼女は
反応してきたはずだ。
色々と考えている稟の耳には何とも可愛らしい答えが入ってきた。
「きょ、今日可愛い下着穿いてないから……恥ずかしいの」
心がキューンとなるのを稟は感じた。
あぁ、樹が前に萌えについて詳しく教えてくれたがその「萌え」と言う感情が稟は
イマイチ理解が出来ていなかった。
しかし今、稟は理解できたと何となくだが思った。
恥ずかしそうに身を縮み込ませながらぼそりと呟かれた可愛い理由に稟は完全に頬を
緩ませていた。
同時に彼の中のサドの本質がむくりと起き上がってくる。
「じゃあどんなのか見せてもらわないとダメですね」
「え? ダ、ダメだってば!! 自分で脱ぐから!! 見ちゃダメーーーーー!!!!」
必死になって稟の脱がせようとしてくるのに抵抗を見せる亜沙。
男性の力相手に大分頑張っているみたいではあるが稟は実に楽しそうに見える。
最終的に後ろ向きになり、稟へとお尻を突き出すような格好へとなってしまった。
まるでこれを待っていたかのように稟が力強くパンツを引き下ろすと抵抗も空しく
パンツは脱げてしまった。
その勢いに下着の方も少し脱げるも、そのお尻の部分に描かれているクマのイラストは
稟に手を振ってくれていた。
これ以上抵抗しても無駄と思ったのか、亜沙は手で隠すことも無く枕に顔を埋めて
うーうー、と唸るだけだった。
「可愛いじゃないですか。こういうのも俺は好きですよ」
亜沙がこんなに可愛い下着を穿いているというのだけでも稟は何となく嬉しかった。
「稟ちゃんは女心が分かってない!! 稟ちゃんと会うときはもっと可愛い下着を穿いて
たいの!!」
顔を埋めた枕のわずかなスキマから稟を睨みながらの亜沙の抗議は稟の欲情を湧き
あがらせるのには十分だった。
「じゃあ穿いてないほうが良いですよね?」
「えっ?」
稟は亜沙の返答も待たずに一気に下着もずり下ろす。
隠す暇も無く亜沙は稟に対して秘部を見せつけるような体勢になってしまっていた。
ヴァギナはもちろんの事それ以上にアナルも完全に見られてしまうこの体勢に亜沙は
隠そうと慌てた。
しかし体勢が体勢だけに手が全く届かない。腰を動かして何とかしようとしても稟に
がっしりとつかまれてしまっていてどうしようもない。
顔から火が出そうな勢いで恥辱を受けるしか彼女には無かった。
「ピッタリと閉じてて……綺麗ですよ」
「そ、そんなの言わないの!!」
あまりの恥ずかしさに声を震わせながら必死に言い返す。
そんな亜沙の態度を楽しみながら稟は秘部に舌を這わせた。
「ひぃっ!? い、いきなり舐めたりしたらダメだってば!!」
舌に広がるのは汗と先ほどの愛撫で溢れ出してきていた愛液の味。痺れるような何とも
形容しがたい甘美な味を楽しみながら稟は大陰唇から小陰唇のヒダを隅から隅まで洗う
ように舐めまわす。時には大きく舐め上げ、時には小さく震わせて彼女の快楽神経を
刺激しつづける。
最初は抵抗の気配も見せていた亜沙だったが次第に体を震わせ、神経を股間へ集中
させるように目の焦点も定まらぬままに稟のクンニを受けはじめていた。
頃合と判断したのか、稟は舌を陰裂から離すと口の周りについてしまった愛液を拭い、
指をズブズブと陰裂へと飲み込ませた。
「ふあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜……」
息を吐き出すように喘ぎながら亜沙はうっとりとした表情を見せる。
亜沙の膣内は熱く、待ちかねていたのか指をいっぱいに締め付けてきながらも中はうねり
指へと絡み付いてくる。
普通なら動かせなさそうなほどに締め付けてくるも十分に潤っている膣内では少し動かす
だけでニュルニュルとした感触が伝わってくる。
「あっあっあっあっ…………」
指をうねうねと回転させながら動かすと断続的に快楽が襲ってくるのか亜沙は小刻みに
喘ぎ声を漏らす。
ゆっくりと指を動かして膣内の感触を楽しみながらも稟は別のところへと視線を移して
いた。
既に亜沙は快楽の世界にどっぷりと浸かっているので忘れてしまっているのかもしれ
ないが稟の目の前にはヴァギナはもちろんとしてもアナルも見せ付けられてしまっている。
しかも快楽が全身を襲っているせいかヒクヒクと蠢くそこはまるで稟を誘っている様にも
見えてくる。
そのお誘いに乗るように稟はアナルへと近づくと舌先を尖らせてチョンと突付いてみた。
「ひあぁぁぁ!? り、稟ちゃんそこはっ……あんっ!! おし……あっ、お尻だよぉ!?」
あまりの出来事に現実へと戻ってきた亜沙は言葉だけで抵抗をしてみるも稟は聞く耳を
持たず、楽しそうに舌でアナルを弄び始める。
「んぁ!! あぁっ!! あんっ!! ひぁぁぁ!! あぅっ!!」
アナルに意識を集中させていてもヴァギナへの攻撃はされ続け、膣内に入っている指を
開き、回し、掻き混ぜ、掻き出す度に快楽が連続した波となって通常の思考回路を切断
していく。
次第にアナルへの愛撫もしっかりとした快楽へ変換され、先ほど迎えたばかりの絶頂が
また亜沙へと襲い掛かり始めていた。
「もっと! もっと掻き混ぜて! 稟ちゃんの指でいっぱいおかしくしてぇぇぇ〜〜〜!!」
快楽に完全に支配された亜沙の口からは普段の彼女からは考えられないような淫乱な
声が吐き出されてくる。
彼女のお願いに答えるように稟は指の動きを早く、大きくさせる。
段々と強くなってくる膣の締め付けと大きくなる痙攣に絶頂が近いことを察した稟は
仕上げにと指を曲げてGスポットの辺りを強く刺激し、軽くアナルへと舌を挿し込んだ。
「ひぃぃっっっ!!!!??? イクッ!! イクッ!!!! イッーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
諤々と大きな痙攣が来たと同時に膣とアナルはきつく稟を締め付け、軽く潮を吹きながら
亜沙は二度目の絶頂へと達してしまった。
「はぁっ……はぁっ……はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜……」
稟への抗議も何も無く、ただ達した快感の余波で脳を蕩けさせる亜沙。
そんな彼女の意思を無視するように稟は体を完全に起こすと彼女のヒクヒクと痙攣
しつづけるヴァギナに自分のいきり立ったペニスを当てがった。
「ふぇ!?」
股間に感じる熱い感触に一応の反応を見せるものの、意識がはっきりするまえに稟は
亜沙の膣内へと一気にペニスを突き込んだ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
声も無く──と言うよりは声にならない声を上げながら亜沙はついさっき味わった
アクメを再度全身へと感じていた。
待ちに待ちかねていた稟の太く、逞しいペニスの感触。
お腹の中がいっぱいに膨れ上がり、まるで全身がペニスに支配されているかのような
刺激に一寸の余裕も無く絶頂へと達してしまった。
結合した部分から愛液がピュピュッと噴出し、弛緩しきった体とは対照的に膣内は
離してなるものかとペニスを必死に咥え込んでいた。
「気持ち良いですよ、亜沙さんのナカ」
「あ……うぁ……ぁぁぁ……」
反応も出来ないほどの状態である事を確認した稟はゆっくりと、カリの部分が外に
出てくるまでペニスを引き抜くと再度思いきり突き入れた。
「ひぐぅっっっっ!?」
天井部分をカリで引っかかれ、膣奥深く、指では入り込めないような部分までもペニスが
入り込んで刺激を与えてくる。
子宮がつぶれてしまうのではないかと思えるくらいの勢いでペニスを突き刺してくる
稟は何時もの優しい姿からは想像もつかない、正に獣へと変わっていた。
(稟ちゃんに犯されてる……恥ずかしいけど気持ちいい……)
後背位と言う荒々しい体勢でのセックスは被虐的な快楽を亜沙へと与えてくる。
こっちの事はお構いなしに自分の欲情をぶつけてくるそのシチュエーション自体にも
亜沙は快楽を覚え、背中にはゾクゾクとした快感が駈け巡っているのが分かった。
「亜沙っ!! 亜沙っ!! 亜沙ッ!!!!!!!」
「良いよぉ!! 稟ちゃんの気持ち良いよぉぉぉぉ!!! いっ! ひぃんっっっ!!!
おか……おかひく……ふあぁぁっっっ!!! んあぁぁあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」
恐らくは無意識なのだろうが稟はいつのまにか亜沙の事を呼び捨てにし、亜沙もそれに
敏感に反応していた。
三度も味わった絶頂なのにも関わらず体は、ヴァギナは再度のそれを望んで白く濁った
愛液を吐き出し、締め付け、うねり、絡みつき、稟のペニスを味わっていた。
弾力のある尻へと腰を打ちつけ、膣内は複雑な動きで稟の神経を刺激する。
最早思考回路は完全に麻痺し、快楽中毒のようにひたすらに腰をグラインドさせる。
強く締め付けてくる陰門は竿を刺激し、奥の強い締め付けは亀頭を刺激する。
こんな快楽の連続に限界が来るのが遅いわけが無かった。
我慢する等と言う言葉は完全に欠落していた稟の思考回路は腰を動かす速度を上げさせ、
あまりの速度に腰の動きがランダムになり、それは膣内の上下左右、あらゆるところを
ほじくる様にして刺激を与える結果となった。
「稟ちゃっんぅぅぅっっっ!!! イっっっっっイっちゃっっっ!!!! イっちゃう!!
ダメっっ! もうダメっっっっ!!! ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「俺もっっっっっっ!!!! 出す! 出すぞっっっ!!!!」
「出して!! 膣にいっぱい出して!!! 精子いっぱい出してぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「ぐぅっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!」
亜沙の言葉を聞いた瞬間、稟の腰はこれ以上くっつかないほどまでに押し付けられ、
子宮口を潰すように押し付けられた亀頭の先からは毎日出しているとは思えないほどの
精液が亜沙の膣内へと吐き出される。
ペニスが膣内で跳ね上がる度に精子は吐き出され、その度に亜沙は小さく痙攣をさせる。
幾度目かの痙攣の後、射精は収まったものの、膣内へと入りきらなかった精液は彼女の
内腿を伝ってベッドのシーツへと零れ落ちていた。
ゆっくりと抜かれたヴァギナは口を開けたまま小さな痙攣をさせ、それに乗って膣内
からは精液がゴポゴポと溢れ出してきていた。
大きく息を荒げる亜沙の表情は快楽を受けすぎて茫然自失としているように見えた。
「…………」
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない!!! もう、久しぶりだったのにあんなに激しくして……おかげで
まともに立てないんだからね!!!」
「す、すみません……」
怒りながらもさっきの強気な彼とは全く違う目の前の姿に亜沙は可愛いと感じてしまって
いた。恐らくは惚れた弱みなのだろうが彼女には嬉しかった。
「罰としてこれからもちゃんとボクと遊ぶこと!! 良い? 分かった!?」
「は、はぁ……」
可愛らしい彼女の笑顔に稟はキョトンとしながらも心が温かくなっているのを感じていた。
「あれぇ? 稟ちゃんもう帰っちゃうの?」
立ち上がれない亜沙を部屋に置き、帰ろうと玄関先へとやってきた稟の目の前には
小さな体に不相応な大きな買い物袋をぶらさげた亜麻が立っていた。
どうやら買い物の帰りらしい。
「亜麻さん。えぇ、昼飯には帰らないと楓が心配しますから」
「えぇ〜〜〜〜〜!!!! せっかく稟ちゃんの為にお昼ご飯張り切っちゃおうと一杯
買ってきたのにぃ〜〜〜〜〜!!!!」
「けど楓に何も言わないで出てきちゃいましたから……」
稟に関しては人一倍気を使う楓の事だ。起きてからずっと自分が居ないとなると最悪
警察に捜索願でも出しかねないと思っていた稟は少々焦っていた。
しかし亜麻はニコッと彼女特有の柔らかい笑顔を見せながら絶望へと叩き込まれる
一言が稟へと突きつけられた。
「あ、それなら大丈夫だよ。商店街でカエちゃんに会ったときに『稟ちゃんはうちに
遊びに来てるよ』って言っておいたし、お昼もお願いしますって言われちゃったから」
「え゙……」
石化魔法でもかけられたかのように稟は動けなくなってしまった。
動かない体を必死に動かし、思考拒否を見せる脳を何とか動かして稟は亜麻に続けて
質問をした。
「か、楓には何て言いました?」
「え〜? 一緒に仲良く寝てたよって。けど稟ちゃん。ボクが居るのにエッチし始め
ちゃうのはどうかと思うよ? 旦那様が最近忙しくて寂しいボクの身にもなって欲しいな。
あ、それとも稟ちゃんがボクも慰めてくれるのかな〜?」
「は、はは……」
あまりにも迂闊だった。
最初は亜沙からのアプローチだったとは言え、亜麻が居るのも忘れて情事に耽って
しまった。
最近は回りのことを気にしないで事に及ぶ事が多かった稟はその辺りの注意を完全に
怠ってしまっていた。
自分の情けなさに泣きたくなるのと同時に自分の中に広がる感情が不安から恐怖へと
変わってきていた。
「それじゃあ早速お昼ご飯作るから待っててね?」
事の重大さがさっぱり分かっていない亜麻は台所へと行ってしまい、ポツンと一人
たたずむ稟は頭の中で必死に言い訳を考えるのだった。
「た、ただいま……」
結局帰ってきたのは夕下がり。余りの怖さに亜沙の自宅から出れずに結局こんな時間へと
なってしまった。
恐る恐るドアを開けて帰宅の挨拶をすると楓がパタパタと何時もの足取りでやってきた。
「お帰りなさい、稟くん。亜沙先輩元気でした?」
「あ、あぁ。元気だったよ」
「そうですか。私はてっきり腰が痛くて立ち上がれないかと思いましたけど」
空気が完全に凍った。
魔法でも使われたかのように稟の動きも止まった。
その見透かされたかのような楓の言葉とその笑顔に稟は息も止まりそうなプレッシャーを
感じていた。
「あ、そうでした。今日リムちゃんはお泊りに行ってますから、久々に夜は稟くんと二人
きりですね♪」
「そ、そうだな」
「じゃあお夕飯作ってますからそれまでお部屋でゆっくりしていて下さいね」
「あ、あぁ……」
動く嬉しそうな彼女の後姿。
多分今日は朝まで求められるかもしれないな、と思いながら彼は部屋へと入っていった。
「ん?」
部屋に入ったときにふと気づいた違和感。
朝は何も無かったはずの机上に一枚の紙が置かれていた。
その紙を見てみると一言
「楓、怒ってるから逃げる
プリムラ」
と書かれていた。
どうやらプリムラは生贄に近い形で恐らくはネリネのところにでもお泊りを「させら
れた」のだろう。
そのメモを見ながら稟はこの夜起こるであろう苦難を覚悟するしかなかった。
「おっはよー稟! ……どうしたんだい? 夏バテでもしたのかい?」
新学期。
憂さ晴らしとも言わんばかりに背中を叩こうと思った樹は稟の力なく机に突っ伏す姿に
さすがにためらいを感じてしまった。
そんな所に黒く日焼けをしている麻弓が寄ってきた。
「どうも土見くんは毎日毎日土見ラバーズの皆さんのお相手で精根尽き果てたみたいなの
ですよ」
「ほぉぉ〜……それはそれは、冥王星辺りまで吹き飛ばしてやりたい思い出だねぇ……」
「……」
稟は樹の言葉に対しても何も反応できず、ただただ普段の生活に戻れたことに感謝を
していた。
余談になるかもしれないが土見ラバーズの面々、とりわけ楓が元気満タンと言った
表情を見せていたのは言うまでも無かった。